推しのいる世界は美しい。

推しは推せる時に推せ

生誕に疲れてしまったオタク

誰に見てもらいたいとかではないけど、なんかツラツラと書きたくなったので書いてみます。

まあ誰も見ないと思う、それでいい。

 

推しの生誕が終わった。

毎年生誕があるものだけど今回初めて私が仕切りを務めた。

というかまず仕切りってなに?って感じだけど、生誕委員をまとめて進行を務めるリーダーてきなもの

最初は少しだけ自分が仕切りをすることに高揚した。

まず何故私が仕切ることになったかというと単純で、その時期1番現場に通っているのが私だったからだ。

全通をどこまでの期間を言っていいのかはわからないが、月平均13現場ある中、半年間のうち2回しか現場をサボらなかった(このサボらなかったという表現はまるで塾をサボらなかったかのような表現でおかしい。おかしいとは分かっているがもう行くことが当たり前になっていてそういう感覚になってしまう。)

そのぐらい現場があれば毎回行っていた。生誕の前までは純粋に好きで楽しいからこれだけ通えていた。

推しからも〇〇あたりが進めるのが妥当だと思うと言われた(生誕を推しに内緒にするのが普通かもしれないが、私の推しは委員とテーマを相談しながら生誕を作り上げていくタイプ)

 

そして私が仕切りをつとめる生誕委員が始まった。

でも何をすれば良いかわからなかった。

正直パニックだった。

いや、何をすれば良いかはわかっている。お花、ケーキ、メッセージカード、配布物、会場の装飾などそういうものをやらないといけない。

ただ、それをどこに注文するのか、発注に何日かかるのか、配布物は何にするのか、そもそもテーマは何にするのか…

自分はHSP気質であるため、細かいことが気になって不安になってしまう

生誕祭までに間に合うにはいつまでに注文すればいいのか、どうしょう、どうしよう、どうしよう…

ということで作業工程表スケジュールを作った(冷静にウケる)

これは生誕祭の3ヶ月も前の話だ

これを作ったことでいつまでに何をすればいいかわかって少し安心した。まだ余裕がある。

まあこれを作るのに丸1日ほどかかってるけどね

 

生誕祭が近づくにつれ生誕委員グループで意見を求め、多数決で票を取り、発注をしていく

 

まはやこれは1つの仕事だった

大きなプロジェクト

年の1/4も使う大掛かりなプロジェクト

 

生誕委員の中にはルーズな人もいるため、平気で期日を過ぎる

メッセージをいつまでに書いてと言ったのに書いてもらえてない、催促の連絡をする。

やっぱりこれは仕事だ

あれ?私はただ趣味としてアイドルを応援していただけなのに何故仕事をしているんだろう?

疑問が湧いてくる

おかしいなぁと思いつつ現場には行く

 

生誕祭まで1.5ヶ月

諸々のデザインを細かく決めていかなければいけない

ここで生誕委員と意見がぶつかる

あぁ、めんどくさい

低姿勢でLINEを打つ

相手は高圧的だ

Twitterでは来年は生誕委員に絶対入らないと書かれる

あー、だるいなぁ

全部私が悪いのだろうかと悩む、悩む…

ストレスで涙が出てくる日々

もはやその時は適応障害だったと思う

原因は推しの生誕

なんとも滑稽だなぁ

 

1年前

私は生誕委員の中の1人だった

ただの委員

推しが生誕委員の作ってくれたもの嬉しい!ありがとう!!と言う言葉を、少しは関わっていることにより自分も感謝されてるのかなぁってほっこりした気持ちになってた

あの時の自分はまさか今こんな状況になってると思わなかっただろうなぁ

 

生誕祭まで3週間

有志を集めていた委員にボードに記載する名前のリストを送るようお願いした

LINEは10日間未読無視

返事が来たのは生誕の1週間前

私は不安でいっぱいなのに、この人から連絡が返ってきたら動ける作業がたくさんあるのに、なんで連絡を返してくれないんだろう

イライラが募る

返信が返ってきたらこの方法は違くないか?と言われる

初めて仕切ってるもので把握してなかったところは多々あるのでそこは申し訳ないと思う

だけどそれをもっと早く返信できなかったのだろうか?

こんな生誕1週間前に色々と言われなければいけないのだろうか

オタクってめんどくさい

なんで私はこんな気持ちにならないといけないんだろう

そうだ。オタクだからだ

オタクなんてもうこりごりだ

現場行くのやめたい、疲れたもん

でも今行かなくなるなんて仕切りとしてメンツが立たない

謎の責任感もあり現場には行く

そういう時はあまり楽しくなかった

現場が終わると今日の任務は終了した。そんな気持ちで家に帰る

 

生誕祭まで1週間

集まったお金をギリギリまで使う為に生誕祭まであと少しなのにアイデアを出す、こうしよう、動く、グループに報告をしないまま動いて良いのだろうか、悩む、でも時間はない動かなきゃ、委員には事後報告、みんな嫌な気持ちにならないかな、自己嫌悪

生誕祭3日前に入稿発注し、当日の午前12時に引き取ってから前物販に向かう

後から考えるとハードスケジュールだなと思う

 

生誕祭当日

お花はどんな感じなんだろう、まだ買い出ししたいものもあるが買えるか、引取りに行かなきゃ、不安は尽きない

前物販、

お花屋さんに飾りつけるものを渡してお願いする、

配布物配る、

オープンしたら会場の装飾して、

ライブスタート、

アンコールの声出しして、

アンコール、

後物販

 

 

 

 

 

 

 

終わった

この3ヶ月間持久走のようにずーっと走り続けてたような感覚だった

全部終わった

やっと終わった

推しはとても褒めてくれた

しかも細かくこれはこうでと褒めてくれた

お花いろんな人にかわいいって言われたんだよ!って自慢してくれた

仕掛けてたサプライズにもとてもびっくり喜んでくれた

全部最高だったというツイートをしてくれた

本当に心の底から嬉しかった

達成感

案を出して、妥協しなくてよかったという気持ち

そしてようやく終わったという安堵の気持ち

 

 

喜びと安堵と共にすーっと推しへの好きが薄れる気持ちになった

いや好きが薄れる気持ちは生誕1ヶ月前くらいから、準備期間のうちからあった

普通の昼職なので朝9時から定時17時半まで仕事して、自分のせいで生誕の業務が滞るのが申し訳なくて生誕に関するLINEがきたら即返信してた、家に帰ったらパソコンを開いてExcelに予算を打ち込む、今いくら何に使っていて何にいくらくらい使えそうか計算、提案する

あれ、やっぱり仕事じゃないか、仕事の後に仕事をしてるような感覚、おかしいなぁ

オタクって趣味のはずなのにな…

 

昼職のオタクだけど貯金はオタクにしては若干あった

めんどくさいので費用が確定したら委員から集金することとして、それまで自分が全部まかなっていた

生誕が終わって2週間経ったが、1人連絡が途絶えたものがいる

ふざけんな金返せ

イライライライラ

はあオタクってめんどくさい

この世界(オタク)は気持ち悪いなぁとさえ思う

この件もあり尚更オタ活に疲れてしまった

 

いまライブを1回干している

これから4回くらい干して今月はあと1回しかライブに行かないつもりだ、多分

多分に意思の弱さがみえるけど、、

 

多分推しのことは嫌いじゃない、むしろ好きだと思う

好きだから毎日写真を見返す

好きだから時々こんなことあったよって推しにDMする(返信は当たり前に返ってこない)

でもオタクというあの空間に足を運ぶのが今は億劫になってしまったかもしれない

総じて疲れてしまった

推しと1対1で過ごせる時間ならいいけど、

オタクは推しといる時間より圧倒的にオタク達といる時間が多い

それはしょうがないと思う

今は現場に行きたいという純粋なオタクの気持ちを取り戻したい

 

 

あー疲れた